市内を拠点に活動している空手教室「イーグル会」(大塚正治郎総師範)に所属する、市内中野在住の原蓮丈朗さん(有馬中1年)と妹の寿里花さん(門沢橋小3年)が11月5日、ロシアで開催された「第1回世界硬式空手道選手権」で優勝した。大塚総師範は「第1回という記念すべき世界大会で金メダルが獲れたのは素晴らしいこと。厳しい環境の中、落ち着いた戦い方で選手たちは本当に良く頑張った」と称賛した。
これは国際硬式空手道連盟に所属する選手の「世界一」を決める初の大会。大会主催者の発表によると、世界35カ国から1500人が参加。競技は年齢体重別の男女組手形式で行われた。
日本代表には、4月に行われた全日本選手権大会で3位入賞以上の成績を収めた選手が選ばれ、イーグル会からは原さんを含む8人が日の丸を背負い、世界大会に臨んだ。
日本との違いに戸惑い
国内大会では優勝常連の実力を持つ原兄妹。そんな2人が厳しい戦いとなったのは、ともに1回戦。蹴りを捕まえて投げるといった日本では禁止技とされる反則行為が有効だったことや、審判の判定基準においても日本大会とは違ったポイントの付け方に、2人は困惑した。これを初戦から感じとり、相手のペースにならないように”カウンター”での戦いに試合中に切り替えた。この作戦がしっかりとハマり次々に勝利を収め、金メダルを獲得した。
蓮丈朗さんは「今までの戦いとは違った面で大変だった。良い勉強になった」と振り返った。寿里花さんも「投げられることなどはいつも無いので怖かったけれど、初めての世界大会は面白く、優勝できてとても嬉しかった」と話した。
2人のほかイーグル会から3人が表彰式に上った。▼準優勝/佐々木美海さん(海西中2年)・山崎毅弘さん(杉久保在住/社会人)▼3位/小林煌真さん(今泉小6年)
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