海老名郵便局員の頼住弥生さんが振り込め詐欺被害を未然に防いだとして、このほど海老名警察署(米川僚一署長)から感謝状の贈呈を受けた。
今回の事件は、息子を名乗る犯人から連絡を受けた80代女性が高額の貯金を同郵便局で引き出そうとしていたところを、窓口業務に就く頼住さんが見かけたことから発覚。慌てた様子の女性を不審に思った頼住さんは積極的に声掛けを行って貯金引き出しの理由などを確かめたあと、女性の息子本人の携帯電話番号を聞き出し連絡をとったほか、上司に報告し警察への通報を行うなど迅速に対応した。その後、息子本人と連絡がつき、振り込め詐欺であることが明らかになった。
表彰を受け、頼住さんは「いつも通り対処しました。防止できてよかったです」とコメント。米川署長は「1件でも少なくしようと手を打っているので、今回のような対応は大変ありがたい。今後も金融・行政・市民・警察が連携して詐欺を防止していきたい」と語った。
慌てず、周囲に相談を
同署管内では、12月4日時点で42件・約7400万円の振り込め詐欺被害が発生しており、内28件がオレオレ詐欺で息子を語るものは6件となっている。
近年急増しているのが、警察官などを装った犯人が直接被害者宅を訪れてキャッシュカードと暗証番号を騙し取る手口。同署では、「犯人が焦らせてきても、慌てないで周囲の人に相談を」と呼び掛けている。
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