市職員として企画財政課の業務に従事する傍ら、合格率約5%の難関国家資格・気象予報士を保持していることから「気象予報担当」としての職務も兼任する夏目雄一さん。雪や台風など特異な天候の際に予報を出すことで、市長が防災対策などの最終判断を下せるようサポートしている。
入庁時から自身の専門性を活かし予報資料を作成してきた夏目さん。5年ほど前に気象予報担当を兼務するようになってからは、雪や台風などの際に市内で起こり得る天候の可能性を予測し、市長をトップとする情報連絡会や危機管理課にそのデータを提出。これらは、避難勧告が発令される場合などに活かされている。
予報担当職員は夏目さん一人のため、独りよがりにならないよう絶えず気象台やウェザーニュースと連絡を取り、自身の予報との整合性を図っている。「市長からは最悪の事態を想定するよう言われています。心掛けているのは”見逃し”の無いようにすること」と夏目さんは話す。
独学で気象予報士に
中学時代から天気に興味を持ち、天気予報のテレビ番組を録画しては後から見直したり、電話サービス177で天気を確認している少年だったという夏目さん。気象への熱は冷めず東京理科大学の物理学科に進学すると、高校2年生の時に受験していた気象予報士の試験に再挑戦。2002年の夏に3科目中1科目が合格し、その翌年の冬には残り2科目も突破した。
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