特定の食べ物を摂取すると、じんましんや腹痛など、人によって多種多様な症状を引き起こす「食物アレルギー」―。上手く説明が出来ないアレルギー体質の子どもが、身近にいることを知ってもらおうと、市内大谷北在住の村田愛さんが「アレルギーマーク」を製作し、大きな反響を呼んでいる。
卵や牛乳を筆頭に近年では「食物アレルギー」の認知が進んできた。しかしながら、見た目では分かりづらい事から、村田さんは”体質の見える化”策としてマークを製作し、昨月リリースした。日刊紙などにも取り上げられ、その反響は500件を超えるメールが寄せられるほど。その中には長文で悩み相談がくるケースもあり、アレルギー体質をもつ子の保護者が悩んでいる事を実感したという。
アレルギー情報を発信
村田さんの息子が10カ月の時、食事後に顔が膨れ上がり、食物アレルギーだと判明。家族の趣味だった「旅行」に支障が出たことなどもあり、村田さんは「同じ悩みを抱えている人も多いはず」と、メディア「アレルギーっ子の旅する情報サイト CAT(キャット)」を立ち上げた。現在はホームページでの情報配信や、企業とコラボしたアレルギーっ子のための旅行イベントを企画するなどしている。マーク製作のきっかけの一つには、東日本大震災から学んだ防災対策もある。避難所生活ではアレルギー疾患が2次被害になった現状を知り、見える化の必要性を強く感じたという。
アレルギーマークのデータは無料で使用可能。村田さんは「マタニティマークのようにシールやキーホルダーなどにして使ってもらいたい。また企業とのコラボも考えながら、全国に広めていければ」と話した。
問合せは村田さん$080・3120・0316、またはメール【メール】info@childallergytrip.comへ。ロゼットは有料で、購入希望者はHandmade yu-mom【メール】yumom.hm.kc.55@gmail.comへ。
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