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プロキックボクサー 西京春馬選手、初の防衛 延長戦の末、判定で接戦制す

スポーツ

公開:2018年3月23日

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勝利後、春馬選手の一番のファンである祖母と
勝利後、春馬選手の一番のファンである祖母と

 市内国分南在住のプロキックボクサーで「Krush(クラッシュ)―58kg級」の王者・西京春馬選手(20)が3月10日、後楽園ホールで王者になって初の防衛戦が行われ、見事勝利を収めた。

 西京選手は昨年10月に小澤海斗選手を破り王者になった。今回はチャンピオンとして挑戦者迎えいれる形になったが、相手は格闘技キャリア豊富の元RISEバンタム級王者の村越優汰選手。試合前から西京選手は「今までの中でも一番の強敵。本当にどっちに転ぶか分からない」と慎重なコメントをしていた。

敗戦から成長

 年末の試合、同階級の対戦で初の敗戦を喫した西京選手。「対戦相手が直前に変更し、以前に倒した相手との再戦と甘くみた。プロとしての意識が足りなかった」と猛省し、今回の防衛戦に挑んだ。

 迎えた本番当日は「防衛戦であるとともに、前回の敗戦後という事もあり、これまで以上に緊張感があった。絶対に負けられないという思いで戦った」と振り返る。

 両者ともに「相手の攻撃を受けず、的確にクリーンヒットを狙う」というスタイルだったため、激しい打ち合いはなかったが、高い守備テクニックで隙を探す静かな攻防戦が3R続いた。判定はドローで延長戦へ。

 最終ラウンドは距離をとりキックを入れる村越選手に対し、積極的に接近戦を仕掛ける西京選手。左ストレートを顔面に入れるなど、ダウンは奪えなかったものの、手数でやや上回る西京選手が僅差で判定勝利を収めた。「まずはホッとした。KOできなかったのが課題。これを反省して、次に繋げていきたい」と話した。

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