興味や関心を感性で表現する「MOA美術館児童作品展」で、海老名市代表として県に出品されていた上星小学校6年の関口瑚々(ここ)さんの作品「伯父さんの包丁さばき」が、奨励賞(県議会議長賞)に選ばれた。
第30回となるMOA美術館児童作品展は日本だけでなく、海外13カ国を含む様々な会場で展示開催されている大型イベント。各市町村が主体となり実施した”予選”を通じて県や全国展につながるもので、海老名市では初の開催となった。関口さんの作品は市内524点の応募数の中から最優秀に選出され、県での審査でも奨励賞に輝いた。
小学4年生から絵画教室に通う関口さん。もともと「人物の絵を描くのが好き」だった事もあり、作品の題材に魚屋を営む伯父をモデルに決め、夏休み中のほぼ1カ月費やし、絵画を制作した。
「伯父さんの包丁さばき」と題したこの作品は、普段笑顔の伯父が、仕事では別人のような真剣な表情を見せる姿や、魚の新鮮さなども伝わるよう描かれている。「何度も書き直した」と追求した人物バランスや、奥から差し込む光が顔や腕に当たるよう色使いにもこだわった。
主催するMOA横浜オフィスによる講評でも、関口さんがこだわった点が高く評価されており、腕から手先までの表現も匠に出来ていたという。
関口さんは「小学生最後の夏休みで良い思い出が出来ました。将来も絵に関係する仕事をしたい」と話していた。
作品は11月22日(木)から25日(日)まで、横浜市神奈川区民文化センター かなっくホール(神奈川区東神奈川1の10の1/JR東神奈川駅から徒歩1分)で展示される。開館時間は午前9時から午後10時まで。
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