有馬図書館の館長を務める 松田 彰さん 門沢橋在勤 46歳
垣根を越えて、つなぐ役割
○…ブック&カフェの中央図書館に対し、調べものなど図書館の基礎的な機能に重点を置く「有馬図書館」。これに加え、料理や音楽など本を通しての講座や、市内在住でゴジラを支えた故・井上泰幸氏の企画展の開催協力など、新たな図書館サービスも取り入れている。「まだまだ当館を知らない人も多いはず。普段、図書館を利用しない人たちにも興味を持ってもらえるよう、様々な企画にチャレンジしながら地域に根ざした運営を心掛けていきます」とニッコリ笑う。
○…30代半ばで図書館に従事する立場となり、都内で研鑽を積んでいた。指定管理化とともに、中央図書館副館長の役を務めた後、現在の役職へ。本を貸すだけがサービスではないと考え、館全体を通して出来るコミュニティづくりを大切にしている。「イベントを始めた時は、『なぜ図書館で?』と質問された事もありましたが、最近は利用者の皆さんが楽しみにしてくれていて嬉しい」と話す。
○…今の仕事に就く前はレコード店などで接客業に従事していた。学生時代に音楽にハマり、ギターやベース等、気になった事には何でも取り組んできた。今でも都内のライブハウスで演奏する事もあるという。「音楽だけでなく、演奏者の人物像などの背景を知りたいと思ったのが本との出会いに。ジャンルを超えて、様々な事を調べられるのが図書館の魅力かもしれないですね」
○…買い物や食事、散策など音楽以外にも、やりたい事は尽きない。これらの行動した先には、図書館サービスに辿り着くのだとか。「新たな経験は必ず役に立つ。バランスを大切にしながら利用者のために環境改善を図り、日々を楽しく過ごしたい」。温和な見た目の胸の内は、好奇心に溢れた内容が詰まっていた。
|
|
<PR>
|
|
|
|
|
|
|
|
<PR>