現職市長の内野優氏(63)は8月23日、レンブラントホテル海老名で記者会見を開き、11月3日告示・10日投開票の市長選挙に立候補する意向を示した。内野氏は「やり残している仕事がある。市議会議員を含めた支援者らから続投の要請を受けており、元気があるうちは挑戦していきたい」と語った。
内野氏は市議会議員を16年務めた後、1999年に市長選に初挑戦するも400票差で落選。4年後の2003年に再度出馬し、自身を含む新人3人での争いを49票の僅差で制し、初当選を果たした。以後、4期16年にわたり市政を担っている。
記者会見で内野氏は、前日に行われた後援会の協議で「5期目への挑戦が承認された」と言及。人口増加に対する保育園・学校教室不足や、高齢化などを含めた2025年問題への対応、駅周辺や工業地域の活性、公共施設計画の再編など、今後の海老名で”対応すべき仕事”が残っているとして11月の市長選に立候補するとした。
また、4期目の実績に対する自身や外部の評価、9月30日に実施される「ごみの一部有料化」などについても説明。「ごみ処理場の再構築に際して本郷地域の方に3年かけてご納得をいただいた。(迷惑施設の設置に理解してくれた)地元の方と約束をした”ごみの減量化”を果たさなくてはいけない。綾瀬や座間では、海老名にごみ処理場がある事を知らない人もいる。こうした事も含めて、海老名を代表して積極的に伝えていく」とコメント。このほか、中学校給食の導入に向けた動きなども話した。
5選は現職市長としては県内最長となるが、内野氏は「気力、体力があり、リーダーシップをとっていく行動力があれば、挑戦するべきと考えている」と回答した。
投開票まで残り2カ月となる市長選だが、内野氏以外に立候補の動きはなく、無投票となれば1991年以来となる=8月28日現在。
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