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綾瀬市長選 古塩氏が出馬表明 市民文化センター再編に意欲

政治

公開:2020年3月20日

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古塩政由綾瀬市長
古塩政由綾瀬市長

 任期満了に伴い7月5日告示、同12日投開票で実施される綾瀬市長選挙で、現職の古塩政由氏(68)が17日、同市役所で本紙の取材に応じ、同選で再選をめざす考えを明らかにした。古塩氏は「これまで以上に全力をもって愛するふるさと綾瀬にこの身を捧げ、2期目に挑戦する」と述べた。同市長選への出馬表明は古塩氏が初めて=3月17日起稿。

 2期目への出馬の意向は、市議会3月定例会が会期を短縮して閉会した16日午後、議会全員協議会の席上で市長が明らかにした。古塩氏は「3月定例会の一般質問で2期目の決意表明について事前通告を頂いた。本会議で2期目に向けた考えをお示しする予定だったが中止となり、全員協議会で発言の機会を頂くことができた」と述べた。

 古塩氏は「市長に就任してからは継続と革新を基本姿勢に5つの政策を掲げ行政経営にまい進してきた」と1期目の4年間を振り返りった。そのなかでも「綾瀬ならではの特性を生かした政策を進めるうちに手ごたえを感じるようになった。こうした取り組みをさらに前進させたいと考えるようになった」と、2期目をめざす理由を述べた。

 再選に向けた具体的な政策は「今年5月をめどに公表する」としたが、古塩氏は「スマートインターチェンジ、道の駅、旧消防庁舎跡地に誘致する商業施設を起爆剤にして新たな中心市街地の形成に取り組みたい」と述べた。

 市役所や消防庁舎、綾瀬タウンヒルズなど商業施設が張り付く県道42号線沿いの中心市街地では、市民文化センター(文化会館や図書館、中央公民館、高齢者福祉会館)の今後についても言及し、「再編をイメージした検討が必要」との認識を示した。図書館は「狭くて使いづらいという市民の声もある。様々な視点や可能性を検討し、エリア全体を捉えて綾瀬らしい形を模索したい。財政の軽減と議論を重ねた抜本的な見直しが必要」とした。

 古塩氏は1951年、綾瀬市吉岡生まれ。厚木高校から上智大学文学部、同法学部を卒業。県職員から2006年4月に綾瀬市教育長に就任。09年から16年3月まで副市長を務め、16年7月の市長選で当時の笠間城治郎市長から後継指名を受けて初当選した。
 

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