海老名市は2020年度に、市南部にある有馬図書館と門沢橋コミュニティセンタ―を大規模改修する。開会中の市議会3月定例会に関連予算を計上した。議決を待ち改修工事に着手する。
同市門沢橋にある2つの施設は1994年度に整備された複合施設。今回の改修は建物の長寿命化と利便性の向上に重きを置く。
改修では施設の一体感をより高めるため入口の共有スペースに総合受付を設け、コミセン1階の保育室を移設する。保育室は音楽スタジオになる。
コミセン2階では隣接する学習室と会議室をつなげ、図書館側からも出入りできる階段を設置し、蔵書を利用した学習ができるよう利便性を高める。
有馬図書館では一度に20人から30人が利用できる多目的室で主催事業の多くを開催してきたが、人気のある「ありまでシネマ」などでは参加できない利用者もいた。こうした現状を打開するために、新しくコミセン側の集会室にプロジェクターなどの設備を整え一度に100人ほどを収容できるようにする。
工事は今年6月から21年3月まで。準備を経て来年5月に供用を開始する予定。市は「工事中は利用者の皆様に図書館の蔵書が利用できなくなるなどご不便をおかけしますが、楽しみにお待ち頂ければ」としている。
門沢橋コミセンは月間約3千人が利用。有馬図書館の蔵書は約9万8000冊で、月間利用者は約7千人。
改修にかかる事業予算はコミセンが2億8300万円、図書館が4億2500万円。
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