海老名市は新型コロナウイルスの高齢者福祉支援策として、77歳の市民約1600人に1人3千円分の理美容助成券を配布する。利用店舗の登録を進め、8月中旬に郵送する。
理美容助成券は、今年度に満77歳を迎える1943年4月1日生まれから同44年3月31生まれまでの1625人に配布する。使用期限は来年1月末までとし、1枚千円のクーポン券3枚(3千円分)と、利用可能店舗の一覧を郵送する。
新型コロナウイルスの感染拡大を受けて海老名市は、毎年秋に開催している「敬老のつどい」の中止を決め、20年度当初予算に計上した関連事業費約2500万円を減額補正した。
そうしたなかで、88歳の米寿を迎えた市民に毎年祝品を贈っていることに着目した内野優市長が、77歳の喜寿もお祝いの対象とする意向を示し、理美容券の配布方針が決まった。
事業費446万を含む一般会計補正予算は7月1日の市議会臨時会で可決され、海老名商工会議所に事業委託する。助成券配布の財源はすべて市の一般財源。
助成券の配布に先立ち市は、244店舗ある市内の理美容店に、助成券を扱う店舗として登録するよう協力を呼び掛けていて、7月9日までに32店舗が登録した。
市地域包括支援ケア推進課では「理美容助成券は8月中旬の発送に向けて準備を進めている。利用する方の利便性も考慮して隣接市のお店にも登録していただけますのでお問い合わせください」としている。
協力店募集中
理美容助成券の問い合わせは海老名市地域包括支援ケア推進課【電話】046・235・4950、店舗の登録(市外の店でも登録できる)は海老名商工会議所【電話】046・231・5865へ。
プレミアム商品券
海老名市の市民向け新型コロナ対策には、市内の登録店舗で利用できる5000円分の商品券を3500円で販売するプレミアム付き商品券の発行もある。
市民への生活支援と消費喚起による地域経済活性化を目的に過去最大のプレミアム率43%で実施する。
商品券の購入は1人10冊(購入額3万5千円で5万円分)で最大28万冊を販売する。購入は7月27日(月)までの申込制。
海老名市のホームページにある専用フォームかハガキで購入を申し込むと市から引換券が発行され、指定された店舗で8月25日(火)から9月7日(月)までの間に引換購入できる。(問)商品券コールセンター【電話】046・231・2110へ。
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