8月1日に開会した「神奈川県高等学校野球大会」に出場する県立海老名高校野球部の壮行会が7月28日に開かれ、野球部のマネージャーがチームの健闘を願う千羽鶴を選手に贈った。
夏の大会に向けて野球部のマネージャーが千羽鶴を作ることは同校野球部の伝統で、引退に向けて最後の大会に臨む3年生への激励の意味が込められている。コロナ禍の今年は大会の開催が危ぶまれたが、いつもの夏と変わらずマネージャーが準備を進めてきた。
同校野球部には千羽鶴のほかにもマネージャーがお守りを作り、選手に渡す伝統がある。今大会前に選手に贈られたお守りには、同部のスローガン「常笑」の文字が縫い付けられている。
コロナ禍の中で千羽鶴を作ったのは3年生の谷美咲さんと2年生の落合さん。昨年の3年生が引退してから今大会の直前まで練習の合間を縫って作り続けた。コロナ禍で休校や外出自粛が続いた期間も「必ず試合ができる時が来る」と信じて、1枚1枚に願いを込めて作り続けてきたという。
1回戦に勝利した翌日、谷さんは「3年生に贈る千羽鶴だけれど、今年は夏の大会を開催してくれる人たちへの感謝の気持ちも込めて折った。この夏を最後まで見届けたい」と話した。
今野主将は「マネージャーとしての仕事があるなかでお守りや千羽鶴を用意してくれている。気持ちに報いるためにも勝ち続けたい」と、2回戦に向けて気持ちを高めていた。
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