ひきこもりや不登校などに悩む若者に居場所を提供して支援する民間のフリースクールが、海老名市上今泉に開設された。
フリースクールは海老名市の主婦、久保美絵さん(43)が自宅を改装して開設した。久保さんは25歳から約10年、石川県内の学校法人に勤務。引きこもりや不登校生徒の登校支援や学習サポートを担ってきた。
フリースクールを運営するNPO法人でも勤務した久保さんは結婚を機に石川県から海老名市内に移り住み、以前から市内にフリースクールがないことに着目していた。
フリースクールは何らかの理由で学校に行けず、引きこもりや、不登校になった子どもたちが学校の代わりとして日々を過ごす場所で、名称は「幸せ」の願いを込め「SACHI station」とした。
当初から今年5月に開所をめざして準備を進めていたが緊急事態宣言の解除後に運営を本格化させ、小学生から大学生を対象に市内を問わず受け入れを始めた。
現在は毎週火・木曜日の午前9時から午後3時までの運営だが、今後は土・日を除く週5日の開所を目指す。
久保さんは「子どもと実社会を繋げる場を設ける事が必要だと思い開設した。フルタイムで働きたい保護者の助けにもなる。悩みがあれば気軽に相談して欲しい」と話している。
(問)【電話】050・5480・3389。
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