座間市相模が丘3丁目の市民交流サロン「さくら亭」が2月23日の火事で全焼した。地域の人が利用できるサロンのほか、緑道を維持管理するNPO法人さくら百華の道の活動拠点にもなっていた。
サロンは2011年9月に市民交流と地域商業活性化の拠点としてオープン。地元の相模が丘商店会連合会(石黒宏昭会長)が借り受け、会合での使用やイベント備品の管理などをしていたほか、緑道を維持管理しているNPO法人の事務所として活用されていた。また健康麻雀サークルの活動場所にもなっており、毎週金曜日には相模が丘地区社協連絡会が主催する「ふれあいサロン」(感染症対策で休止中)も開催されていた。
火災は23日未明に発生し建物は全焼した。けが人はいなかった。放火の可能性のある不審火とされているという。
火災を受けて石黒会長は「地域の拠点として、子ども食堂や学習支援の場としても活用していきたいと思っていたところだった」と肩を落とす。
商店会連合会にとって建物を借りるための金銭的負担も大きかったが、NPO法人の協力のもと朝市を開催。売り上げを賃料の足しにしていたという。石黒会長は「サロンは相模が丘の中心地に位置し、商店、住民、NPOが一体となっていることの象徴の場所だった。このようなことになり、とても残念」と話した。
NPO法人の清野剛理事長は「地域全体に大きなショックが広がっている。緑道の維持管理は必要とされていることなので、活動は続けていく」と話した。
ふれあいサロンについては4月の再開を予定していたところだった。別の場所で開催可能かどうかを含めて、今後検討をしていくという。
緑道「さくら百華の道」は、64種の桜が次々と咲く花の名所として知られる。毎年春に開催されていた「さくらまつり」は、感染症対策のため中止を決定。代替企画として、4月3日から9日にかけて夜桜のライトアップが行われる。
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