海老名市消防本部で3月9日から11日にかけて、課長級以上の職員55人を対象にハラスメント研修を開いた。研修は市消防署内でパワハラによる不祥事があり、関係職員12人が処分されたことを受けて実施された。講師は監督責任を問われ内野優市長から文書訓告を受けた二見裕司消防長が務めた。関係者によると「外部講師の依頼も検討したが年度末で予算がなかった」という。
パワハラの詳細は既報(https://www.townnews.co.jp/0402/2021/03/12/565683.html)。
研修では、海老名市が運用している「海老名市ハラスメント防止に関する基本方針」から一部抜粋した資料4ページと「海老名市ハラスメント苦情相談対応要綱」「海老名市職員の懲戒処分に係る指針」の一部を使い、ハラスメントの定義や種類、苦情の申し立てや相談の方法などを確認した。
研修で二見消防長は「ハラスメントは暴力の他にも立場を使ったものがある。周囲に与える影響を考え職務に当たって欲しい」と、再発防止を呼びかけた。
海老名市では今回の処分を受け、市役所の参事級以上を対象とした研修を3月26日に開く予定で、この研修では外部講師を招くという。
消防本部では今後も定期的にパワハラ研修を継続するとしている。
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