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替え歌で体力づくり 綾瀬の介護施設

社会

公開:2021年4月9日

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1回2分ほどの替え歌に合わせて階段昇降を行う利用者
1回2分ほどの替え歌に合わせて階段昇降を行う利用者

 綾瀬市大上の通所介護施設デイケアセンターエポック(金子幸江園長)が、替え歌を使った健康づくりに取り組んでいる。

 替え歌は「ドレミのうた」とアンパンマンで知られる、やなせたかし作詞の「手のひらを太陽に」。この2曲を新型コロナウイルス感染症に立ち向かう歌詞にアレンジし、歌に合わせて1回2分ほど段差の昇り降りをしている。

 今年の2月ごろ、「コロナ禍で病院と施設にしか出かけられず気持ちが落ち込んでしまう方が多くなってきた」と感じた金子園長が発案。消毒や手洗い、コロナにくじけない心を持つことなどが歌詞に盛り込まれている。

 歌ができたばかりの頃は運動する利用者が口ずさむだけだったが、ひと月ほど経った頃には車いすで過ごす利用者も足踏みやリズムに合わせて体を揺らすほど人気の歌になった。

 施設を利用している90代の男性は「みんなで歌うと元気が湧いてくる。足を動かすのは苦手になってきたけれど自然と頑張れる」と笑みを浮かべ話していた。

 金子園長は「コロナ禍でも要支援や要介護の認定を受けた人のサポートの重要性は変わらない。少しでも利用者さんの気持ちが前を向いて、楽しく運動ができるようになっていたら嬉しい」と話していた。

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