10月21日の衆議院議員任期満了まで200日を切った。大和市を含む神奈川第13選挙区は4月1日時点で、現職で自由民主党の甘利明氏(71)、立憲民主党の太栄志(43)、日本共産党の佐野昭広氏(64)の3氏が立候補に向け準備をすすめている。3陣営での争いとなれば2017年の前回、15年の前々回に次いで3回連続となる。
甘利氏は、当選12回。各国務大臣を歴任。党の税制調査会長、デジタル改革、不妊治療への支援の充実を目指す議員連盟会長等に就任している。世界のデジタル化ルールを先導し、経済安全保障改革のリーダーシップを取るため「日本経済再生・競争力強化基本法」の制定を掲げている。
立憲民主党神奈川県13区総支部長の太氏は、前回も立候補。この5年間で6万人以上の人と対話を重ねてきた経験から、コロナで深刻化する子どもや女性の問題、普通の人から豊かになれる経済への転換、腐敗政治一掃、危機管理体制と外交力の強化を訴えていくとしている。
日本共産党神奈川13区国政対策委員長の佐野氏は、19年4月の大和市議選に立候補した経験を持つ。格差是正やジェンダー平等、原発ゼロの実現など、党が掲げる5つの改革に加え、厚木基地問題の解消やコロナ終息に向けたPCR検査の拡充などを目指すとしている。
任期満了は過去一度のみ
衆院選は、現行の憲法下で25回行われているが、任期満了は1976年の三木武夫内閣での1度のみ。前回、前々回は2年足らずで解散総選挙になっており、任期満了まで200日を切っても解散がないのは、09年の第44回衆院選以来。
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