5月1日にリニューアルオープンした有馬図書館の新館長を務める 大河原 礼子(あやこ)さん 海老名市門沢橋在勤 48歳
かけがえのない存在に
○…図書館業務に携わり20年が過ぎた。これまで相模原や厚木、大和などで5カ所の図書館を経験し、そのうち4館で立ち上げを経験した。館長として業務に就くのは今回の有馬図書館が初めて。「複数の行政で図書館を運営してきたからこそ、有馬で活かせる経験があると思う。これからは自分たちから発信していく図書館にしていきたい」と意気込みを語る。
○…生まれも育ちも相模原。こどものころから外で遊ばず読書が好きだった。高校卒業後、システム開発の会社に入社して事務職に就いたが「本に関わる仕事がしたい」と転職した。「図書館か書店のどちらかで迷った」というが、自宅近くに新しく図書館ができると聞き、オープニングスタッフに応募。勤務し始めた。「最初はアルバイト感覚で図書館で働き始めたんです。気が付いたら20年も経っていて驚いてしまいました」
○…趣味は読書。休日のたびに書店へでかけ新刊を探し、流行の本やジャンルを探索しながらカフェで一日中、本を楽しむ。街に出て探すのは、図書館を利用してくれる人たちに楽しい体験を提供するためでもあるという。世間の注目や話題を見逃さず、企画展などで活かすためだ。「一冊の本に巡り合うのはステキなこと。企画展などで選書した本が手に取ってもらえると嬉しい」と表情が和らぐ。
○…現在の目標は「利用層の多様化」。改装にあたり、高校と小学校が隣接していることから、学習室やキッズスペースの充実を図った。また、社会人を取り込むために専門家を招く夜間講座も企画する考えだ。「これから重要なのは、自分たちから利用者に来てもらう努力をすること。地域に寄り添って、かけがえのない存在の図書館にしていきたい」
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