2020年国勢調査の速報値発表を受けて、神奈川県議会が選挙区再編の検討を始めることが分かった。関係者によると、海老名市選挙区の定数も検討される。
県議会は17年9月に設置した議員定数等検討委員会で、定数を「105」とすることや一部選挙区の合区、政令市選挙区の2増1減をまとめた。これを受けて条例が改正され、19年の県議選に適用された。この協議には海老名市選出の長田進治氏も参加した。当時の議員1人あたりの人口は、最小が愛川町・清川村選挙区の4万3557人、最大が海老名市選挙区の13万190人でその差は2・98倍だった。
公職選挙法では、選挙区の議員1人当たりの人口が県全体の議員1人当たりの人口の半数に満たない場合は近隣選挙区と合区することが規定されている。これに当てはめて三浦市と足柄下、愛川町・清川町の3選挙区の合区が検討される見通し。その結果、定数減になる場合は、議員1人当りの人口が最も多い海老名市選挙区の定数増が検討される。
20年国勢調査速報値では県人口が924万411人。議員1人当りの人口は8万8003人で、三浦市など3選挙区がこの半数を下回った。最小の足柄下は4万1461人に対し、最大の海老名市は13万6581人でその格差は3・24倍に広がっている。
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