座間市庁舎の食堂「みんなのやまちゃん」を経営する 養田 秀一さん 座間市広野台在住 53歳
みんなを食で笑顔に
○…座間市庁舎の食堂のオープンから1年。経験豊富な居酒屋とは営業時間も客層も違う業態で、「コロナに振り回されてばかりだった」というが、一年を振り返ると充実した表情。「当初は『居酒屋を経営する人にできるのか』など様々な意見を言われへこんだこともあったが、ブレずに営業を続けてきた。幅広い世代の方から『おいしい』と言ってもらえるのが本当にうれしい」
○…東京都生まれ、中学3年の時に座間市に来ると、公務員だった父親が一念発起し居酒屋を開業。手伝いをするうちに自然と将来を考え、高校卒業後は調理師学校へ。栄養士の資格も取得するとNTTの役員専用食堂へ就職。さまざまなジャンルの料理の基本を叩き込まれた。24歳で座間に戻ると、料理以外のことにも興味を持ち植木職人や土木職も経験。28歳で家業を継いだ。
○…高校生の時にサーフィンに出会ってから今に至るまで海を愛し、全盛期には全国大会出場やスポンサーがついた腕前。18歳でサーフィンのために初めてインドネシアを訪れた時の衝撃は今でも鮮明に覚えている。「海がきれいで、人や文化にも興味をもった」。輸入雑貨店やバリ風の飲食店をオープンするなど仕事にも影響を与えた。座間市の食堂にもサーフボードが置かれている。
○…家族は妻、3人の息子で、相模中のPTA会長の一面も持つ。息子たちは野球に夢中で、「試合中継を観ているうちに自分も好きになってきた。佐々木朗希選手のオープン戦も観戦した」と興奮気味に語る。今後の目標は、食堂を通した地域貢献。「座間市の顔となる食堂であることの責任は大きいと感じている。美味しいものを安く提供することはもちろん、子ども食堂などにも取り組んでいきたい」
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