海老名・座間・綾瀬版
公開:2022年7月22日
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県立綾瀬西高校(綾瀬市早川、与安透校長)のイラスト部が、7月30日と31日に高知県高知市で開催される第31回全国高等学校漫画選手権大会(まんが甲子園)に初めて出場する。
まんが甲子園は高校生の全国大会で、1992年の第1回以来、高知県で開催されている。
3〜5人のチームで共通テーマのもと1枚の紙に漫画を描き、その出来を競い、予選審査にはどの学校も参加できる。審査で本選出場が30校に絞られ、大会会場で行う本選の「1次競技」で15校、当日の敗者復活戦で5校を選び20校で2日目の決勝を行う。出版社のスカウト制度もある。
過去2年間はコロナ禍でオンライン開催などが続き、今年は3年ぶりに高知開催が復活する。
6月の予選審査には約190校が応募し、「∞(無限)」と「宇宙ゴミ」の2つのテーマから1作品を応募。審査を通過した30校に加え韓国、シンガポールからの3校を合わせた33校が本大会に集まる。
初挑戦・初出場の綾瀬西は、県勢で予選を通過した大和西と関東学院とともに本選に出場する。関東学院は応募12回で3度目、大和西は6回で2度目の本選出場を決めた。今大会出場33校のうち最多出場は愛知の明豊で14回目。
1年生4人
初出場の綾瀬西は、イラスト部でいずれも1年生の河野花さん(相模中)、成田百花さん(相模中)、遠藤由奈さん(綾北中)、照井玲奈さん(城山中)の4人で大会に出場する。
顧問の木目田美咲教諭(28)が前任校の厚木東で昨年、初の挑戦で初の本選出場を果たし、今年4月に赴任した同校でイラスト部の顧問になり、部員に「まんが甲子園」への応募を呼び掛けた。木目田教諭はバスケットボール部の顧問も兼務している。
「自分に自信」
全国大会に出場する4人は中学では美術部やクラフト部、バドミントン部で漫画とは無縁だった。それでも木目田教諭の呼び掛けに応え、5月初めから「∞」をテーマに漫画づくりをはじめた。本選出場を決め、「自分に自信がついた」「せっかくだから本選でも頑張りたい」「大会も全国も初めてで嬉しい」「勝ちたい」と本選への意欲を示している。
4人と高知へ遠征する木目田教諭は「昨年はオンラインで私も今年が初めての高知。いい準備をして大会に臨みたい」と話す。大会出場校の大半はタブレットや専用のペンで漫画を描くが、綾瀬西の生徒は個人所有のスマートホンに指で全国切符を手にした。
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