海老名・座間・綾瀬版
公開:2022年8月12日
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海老名市は8月1日に電子図書館サービスを開始した。今年度当初の関連予算270万円で初期導入し、小中学生には夏休み中に利用できるよう事前に対応を済ませた。
市立図書館の利用登録者のうち市内在住、在勤、在学者は中央図書館か有馬図書館で専用のIDを取得すれば利用できる。ほかに市立小中学校に在籍する児童生徒、教職員あわせて約1万人には事前にIDを付与し、夏休み前に利用方法を指導した。小3から中3までの児童生徒は夏休みにタブレットを家庭へ持ち帰っているため、夏休み中の自宅で利用できる。
当初の蔵書数は約7300点で、著作権の保護期間が過ぎた作品を集めた青空文庫が約5千点含まれる。24時間対応で1人3点以内、貸出期間は2週間までとした。
導入の背景には新型コロナの影響があり、非接触型の電子図書へのニーズが高まった点がある。市は「朝の読書活動や授業など学校でも活用したい」としている。
近隣では座間市が2020年に600冊、綾瀬市は18年に1万3千冊で電子図書館をスタート。座間市の蔵書数は3千冊になった。電子書籍は利用期間や回数によって課金が変わるため、紙の本を購入して蔵書するよりも割高だという。
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