海老名市は16日、65歳以上のインフルエンザ予防接種の自己負担額を無料にする方針を明らかにした。今年10月1日から12月31日までの接種に適用する。同様の対応は川崎市に次ぐ2例目といい、事業費は財政調整基金を活用する。
例年は自己負担が1000円になるよう市が補助しているが、今年は接種費用(1人5390円)の全額を補助して自己負担を無料にする。背景には、新型コロナウイルスとインフルエンザの同時流行に備える市独自の対応がある。
対象は海老名市に住民登録がある接種当日に65歳以上の人で約3万4000人への補助を見込む。60歳以上65歳未満でヒト免疫不全や心臓、腎臓、呼吸器の疾患で身体障害者手帳1級に該当する約60人も対象とする。
接種方法は、接種希望者が市指定医療機関に直接、接種予約をする。医療機関では健康保険証などを提示することで窓口での自己負担が無料になる。指定機関は海老名市内の61カ所のほか、隣接する厚木市の42カ所、座間市29カ所、綾瀬市16カ所など。市では「高齢者を対象にすることで、重症化予防と医療体制ひっ迫の回避に努めたい」としている。
内野優市長は9月16日の市議会本会議に、関連予算4992万円を盛り込んだ2022年度一般会計補正予算案を提案し、同案は賛成多数で可決された。
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