ハーモニーホール座間の不正な施設提供を調査する座間市議会の調査特別委員会は16日、施設を所管する座間市教育委員会の木島弘教育長と、指定管理者の「公益財団法人座間市スポーツ・文化振興財団」の池田徳晴理事長ら、行政と財団関係者6人に参考人質疑を行った。この席で財団の池田理事長が一連の不祥事を謝罪した。
委員会は11月に設置され、条例に違反する2021年5月の小ホール楽屋の提供について調査している。調査の過程で明らかにされた20年12月の会議室使用の申請代行の不正についても調べている。いずれも同じ財団理事が、元上司の遠藤三紀夫前市長の使用に特別な対応をしていた。
昨年11月に不正利用の情報が佐藤弥斗市長にもたらされ、市長が所管する教育委員会に調査を行うよう再三にわたり指示したが、教育委員会が調査しなかった。そのため市長が財団に直接、調査を指示、理事長から報告を受け口頭で注意、てん末書も提出させた。
この間、教育委員会は市長の指示に従わず、「市長と理事長の間で解決済み」との主張を崩すこともなかった。
この日、教育委員会の対応と自らの責任について見解を求められた木島教育長は、「市長と理事長とのやりとりをもって解決済みと判断したことを当時は適切だと思った。ほかの利用者に心配や迷惑をかけたことは遺憾に思う」と述べた。自らの責任については「再発防止と利用者の信頼回復に努めることが私の責任」とした。
財団の池田理事長は、「あってはならない事案を2件も起こし、多大な迷惑をかけたことを心よりお詫びしたい。財団職員がまじめに一生懸命業務に励む中で、一部の役員が2件も不祥事を発生させたことを心より悔しく許しがたく思う」と、頭を下げて謝罪した。
この日は、12月21日に当事者の財団理事、1月16日には市議会で問題提起した安海のぞみ市議と施設を利用した遠藤三紀夫前市長を参考人招致することを決めた。※年末工程のため12月17日時点の情報です。
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