「四ツ谷ひまわりの会」の会長として菜の花畑の管理を行う 長谷川 光さん 座間市四ツ谷在住 78歳
みんな笑顔で「三方良し」を
○…夏以外のひまわり畑の有効活用として始めた菜の花の栽培は今年で2年目を迎えた。100万本の菜の花が約2ヘクタールの畑一面に咲き誇り、「街が少しでも活気付いてくれたら」と期待を寄せる。2018年に市民団体を立ち上げ、現在は会員とボランティアを合わせて27人をまとめる。春は菜の花、夏にひまわりの栽培管理を行い、四ツ谷地区の活性化のために力を尽くす。
○…岡山県新見市出身。農家に生まれ、学歴社会の訪れを予見した父のすすめで、徒歩1時間の場所にある高校に3年間通い「おかげで根性がついた」と振り返る。卒業後は呉服業界で有名な大阪市船場の呉服店に就職。入社半年で同期が半分になってしまうほど厳しい業界の中で、持ち前の粘り強さで知識を身に付けた。東京支店への転勤がきっかけで上京、妻の実家が縁で座間市が第二の故郷になった。「不慣れな土地で大変だったが、妻と子どものためなら頑張れた」と語る。
○…現在は妻と二人暮らし。二人の息子はそれぞれ家庭を築き、孫にも恵まれた。「息子や孫たちが遊びに来てくれることが楽しみ」と顔をほころばせる。地域の人から頼りにされると断れない性格で、様々なことを頼まれるが「自分が成長するためにやらせていただいている」と、前向きに捉え、積極的に引き受けている。
○…「農地を預かっているという責任がある」とし、駐車場の整備や清掃など畑以外の管理にも目配せを忘れない。今後は幼稚園や学校などと協力し、菜の花やひまわりの栽培体験学習などでも地域交流を図り、活性化につなげたい考え。「地主、会員関係者、地域といった三方良しでみんなが笑顔になれる活動を続けていければ」と意気込んだ。
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