座間市立南中学校を今年3月に卒業した長田共平さんがこのほど、全日本柔道連盟の「2022年度柔道MIND賞」を受賞した。長田さんは3年間所属した同校柔道部の活動において、文武両道に取り組む姿勢が他の模範になるとして評価された。
柔道MINDとは、講道館柔道を創設した嘉納治五郎師範が目指した「柔道を通じた人づくり」を推進するとした同連盟のプロジェクト。礼節や自立、高潔、品格の観点で各県から小中学生の候補を募り、今年度は31人の選手が受賞した。
長田さんが柔道を始めたのは5歳からで、市内の吉原道場に通った。柔道では「指導者への感謝」「前向きな考え」「高い目標に挑戦する」という3つの目標を立てて稽古に励み、県大会では小学生時代に2位、中学校では5位に入賞した。学校生活では、周囲への思いやりと気づかいを心がけ、学級委員や生徒会本部役員も務めてリーダーシップを発揮。当時顧問の對比地康之(ついひじやすし)教諭は「柔道の実力だけでなく、授業に取り組む姿勢も他の生徒の模範だった」と評価する。
長田さんは、4月から柔道の強豪校である日本大学藤沢高等学校へ進学。レベルの違いを感じながら、上級生に胸を借りている。目標は関東や全国大会出場で「今は勝つことに執着しないで、しっかり技術を磨きたい」と足元を見つめた。
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