海老名市立海老名中学校3年の張絢音(ちょうあやね)さんが、法務省と全国人権擁護委員連合会主催の「第41回全国中学生人権作文コンテスト中央大会」で法務省人権擁護局長賞をこのほど受賞し、賞状を受け取った。
コンテストは次世代を担う中学生を対象に、人権尊重の大切さや基本的人権の理解を深めること目的としたもの。家庭や学校生活の中で得た体験に基づいた作文を募集した。今回のコンテストには、全国6582校から76万8623人の応募があった。
張さんは、社会科目の夏休みの宿題としてコンテストに取り組み、生まれたときから左手の甲にある「あざ」をからかわれた経験をもとに、「左手にある私の証」と題して執筆。「個性は人との違いではなく、否定するべきものではない」というテーマ性を持たせて作文を仕上げた。普段はテニスや空手、ピアノなど様々なことに打ち込む一方で、文章を書くことも好きだという張さん。コンテストに興味があったため作文を書くことは苦ではなかったという。
擁護局長賞の受賞については「他の応募作文を見て、視点が鋭く良い作品が多かったので、まさか自分が受賞するとは思っていなかったのでびっくりしました。大きなコンテストで受賞できてうれしい」と驚きと喜びを語った。
作文の中で張さんは「持っている自分らしさが『当たり前』であると思い込み、当てはまらない人は否定する」と綴り、「互いに認め合い尊重し合える社会に向かってほしい」と話した。
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