任期満了に伴う海老名市長選(11月5日告示、同12日投開票)で現職の内野優氏(67)は6月12日、6期目をめざして立候補する意向を表明した。同市の市長選に出馬の意向を示したのは内野氏が初めて=6月14日起稿。
内野氏は6選の出馬について、現在開会中の市議会第2回定例会一般質問で森下賢人市議の質問に答えた。
これまでに取り組んだ海老名駅周辺の市街地整備や厚木駅周辺の再開発などを列挙し、「市全体の発展や魅力向上に大きく寄与するものと考えている」と実績を話した。
一方で「やるべき仕事がまだ残っている」と述べ、利便性の地域間格差の解消や少子高齢化を見据えたまちづくり、障がい者の自立や就労支援などに触れ、「発展を継続させて進化させていく必要があると考え、6期目に挑戦することを決意した」と話した。
多選の是非を問われると、「メリットが大きければ問題ない」との考えを示し、6月上旬の台風2号で設置した災害対策本部や東日本大震災での対応を踏まえながら、「市民と職員の生活や命を守っていく上で、災害時には危機管理面での判断が重要になる」と経験を強調。「初心に返って市民の声を大事にしていきたい」とも述べた。
今後については後援会に確認した上で正式に表明を行うとし、6期目に向けた政策がまとまり次第、市民に向けて発表する意向も示した。
内野氏は1978年に海老名市役所入庁。83年から同市議を4期務め、2度の市長選に挑み2003年に初当選。以降、県内の現職首長の中で最長となる5期20年を務めている。
市長の任期満了日は12月23日。前回(2019年)は現職と新人2人が立候補した。海老名市では、1995年から市長選と市議選が同じ日程で実施されている。いずれも選挙は同時に執行する。市議の任期満了日は11月14日となっている。
今年6月1日時点の海老名市内の選挙人名簿登録者数は、11万5250人。前回の市長選投票率は51・04ポイント。
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