綾瀬市社会福祉協議会の会長に就任した 鈴木 定公さん 綾瀬市深谷中在住 72歳
人思い、地域思い、母想う
○…50年以上勤めた横浜市内の会社を6月で退職し、このほど綾瀬市社会福祉協議会の会長に就任した。サラリーマンをやりながら地域活動に携わる経歴は、中学校のPTAから始まった。「地元の生まれでも、商売をしているわけでもない。ほんとは自分の出番じゃなかった」と当時を振り返る。学校にスポーツ、自治会と、地域貢献は瞬く間に広がり、気が付けば30年以上が経った。
○…直前まで地域の自治会長を8年務め、その内4年は綾瀬市自治会長連絡協議会の会長として活動した。ずっとサラリーマンを貫き、勤めながらでも地域の役目を果たせることを体現した。「地域の関係が希薄だからこそ、一人でも多くの人に地域に関心を持ってもらいたい」。その思いを携えて社協に飛び込んだ。「自分は外に出るタイプ。団結力と和をもって運営したい」という。
○…津軽平野にある五所川原市、旧金木町の農家に生まれ育った。18歳で上京してから半世紀以上がたった今も、雪どけの季節になると望郷の念に駆られる。「太宰治の出身で『斜陽館』がある。たちねぷたも有名」と、さながら観光大使のよう。生まれ故郷にはもうすぐ白寿を迎える母がいる。「施設にいるからコロナでほとんど会えない」と気を揉み、妹から届く写真に母を想う。
○…無類の野球好きで、大の巨人ファン。2人の息子が通ったY高では卓球部と野球部の応援に熱を入れ、ともに全国を転戦した。妻はバレーボール、自分はソフトボール、息子二人は卓球と野球の運動一家。「組織はチームワーク」が持論で、性格は「せっかち」と自己分析。妻の手料理は「全部好き」で、「味は濃い方が好き」とも。孫二人も男の子で、「嫁さんたちが可愛いね」と笑う。
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