綾瀬市小園南地区で地域の防犯活動にあたる小園6区自衛パトロール隊(溝口修隊長=人物風土記で紹介)が1月25日、県の犯罪のない安全・安心まちづくり功労者表彰を受賞した。パトロール隊の結成以来、21年間休むことなく続けている週6日のパトロールや住民向けの啓発活動が他の模範になるとして評価された。
小園6区自衛パトロール隊は、地域住民有志の自主防犯組織で溝口隊長の発案により2003年に結成された。空き巣撲滅を目的に、「犯罪のないまちづくり」を掲げてパトロールを開始した。
現在は、60〜80代のメンバー33人(男性19人、女性14人)が活動に参加。揃いの帽子とベスト姿のメンバーが小園広場を拠点に、全236戸の住宅街を見回っている。
小園南地区は1970年代に整備された住宅地で、分譲が始まった当時から空き巣が多発する地域だった。溝口隊長によると、02年には未遂を含め6件、その翌年には10件以上の空き巣が起きたという。
パトロールは3人以上のグループで、すれ違う通行人へのあいさつが基本ルール。「都合に合わせて」とする参加条件だけでなく、適度な運動になる、顔見知りの関係が築けるなどの理由も追い風となり、一時は91人のメンバーで1日6回のパトロールを実施したこともあった。空き巣被害は06年8月以降19カ月連続でゼロを記録するなど、大きく減少した。
表彰を受けて溝口隊長は「何も言わずとも時間通りに集まってパトロールを実施してくれる仲間のおかげ」と話した。
同表彰は自主防犯活動の活性化を目的としており、今年度は個人3人、2団体が受賞している。
|
|
|
<PR>
海老名・座間・綾瀬版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|
|
<PR>