海老名市を拠点に活動するNPO法人・地球のステージ(桑山紀彦代表)が7日、イスラエルとイスラム組織ハマスの紛争が続くパレスチナ自治区ガザのラファに支援金を送金し、食糧支援を実施した。今後も継続する。
同NPOは、心療内科医の桑山紀彦さん(61)が2002年に設立した国際協力団体で、これまでに東ティモールやウガンダ、ミャンマー、パレスチナなどで長期的な保健医療や心のケア、教育支援を展開。国内でも東日本大震災や熊本地震の災害復興を支援し、公演活動にも取り組んでいる。
2009年にはイスラエルによる空爆が続くガザ地区のラファに入り医療支援や心のケアを展開。こうした活動を背景に、危機が迫るラファへの支援を計画したが、状況の悪化で現地入りを断念。支援金を現地スタッフに送金し、医療機関に食糧を調達する支援に切り替えた。
今年1月末に現地スタッフに支援金を送金。ラファにあるエル・ナジャール病院にいる患者65人の1カ月分にあたる米と小麦粉、砂糖、豆や肉の缶詰などを同病院に届けた。
支援先のラファは、パレスチナ自治区の最南端でエジプトと国境を接し、パレスチナ人の避難者100万人以上がたどり着いた袋小路の場所で、今まさにイスラエル軍による空と陸からの総攻撃にさらされている(2月14日現在)。
桑山代表は「水や電気食料などライフラインが止まっている、最悪の状況で食糧支援ができた。現地の人たちが日本には支援してくれる人がいることを知ってもらい、少しでも心の支えになってくれれば」と、現地に思いを寄せる。
同NPOでは、今年3月末までにさらに複数回にわたる食糧や医療品の支援を計画している。
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