本紙が5月中旬に実施し、6月3日に回答を得た「綾瀬市長選 立候補予定者アンケート」の結果(https://seijinomura.townnews.co.jp/election/2024/mayorofayase.html)から各候補予定者の主な政策を抜粋、要約した。
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【笠間昇(53歳・無所属・新)】
笠間氏は、現市政のスピード感と判断力の欠如を指摘しつつ、政策内容には評価すべき点が多いと述べている。主要政策として、高齢者の移動支援、子育て教育の負担軽減、産業活性化を掲げている。
特に、病院や買い物へのアクセス改善、英語教育の強化、道の駅を活用した地域ブランドの価値向上を重視。市長就任後は「道の駅の早期整備」に着手するとしている。
2015年(2期目)と19年(3期目)に自民党公認で市議に当選。市長選に向けて、昨年春の市議選には出馬せず、市民との対話を重ねた。現在も自民党に党籍はあるが他党も含め政党からの支持は受けていない。議員時代から超党派へ広げた人脈を生かし、SNSと街頭活動のハイブリッドで支持を広げる。
6月30日の告示日は午前11時30分から、五社神社(綾瀬市早川1603)で第一声を上げる。
◆選挙事務所/綾瀬市早川1883 【携帯電話】080・3406・9991
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【橘川佳彦(54歳・無所属・自民、公明党総支部推薦・新)】
橘川氏は、現市政の子育て政策や福祉政策の積極的な取り組みを評価している。
主要政策として、次世代交通システムの導入、市内経済の活性化、綾瀬警察署の設置をあげる。具体的には、自動運転バスやワンコインタクシーの導入、農商工団体との連携強化、軽犯罪件数を減らすための警察署設置をめざす。市長就任後は行財政改革と公共交通ネットワーク構想の推進を行う考え。
過去4回の市議選はいずれも無所属で当選してきた。市長選に向けて6月24日に市議を辞職。政権与党の自民党と、公明党座海綾総支部の推薦を受け、「保守の牙城」とされる地盤をいかした組織選挙で支持を固める。
6月30日の告示日は午前10時からJAさがみ綾瀬集出荷場(綾瀬市早川676)で第一声を上げる。
◆選挙事務所/綾瀬市寺尾中1の4の70 PATあやせ1F 【電話】0467・55・5733
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【栗原茂明(68歳・無所属・新)】
栗原氏は、市政に対する姿勢や市職員の現場主義欠如、大規模事業の進め方に疑問を呈している。
主要政策には、住みよいまちづくり条例の設置、公共交通機能の確保、災害時の救急医療のある大学病院や警察署の誘致をあげる。具体的には、無秩序な大型倉庫建設の防止、東急電鉄の延伸計画、シャトルバスの導入などを提案。市長就任後は「サマーレビュー」を実施する考えを打ち出す。
綾瀬市商工会の理事を23年間務め、地域経済界などの有志らで「綾瀬市まちづくり研究会」を設立。4月の出馬表明後は、市政刷新によるまちづくりの必要性を広く訴えてきた。政治経験のある他の3人とは一線を画す保守系無所属として支持を広げている。
6月30日の告示日は午前10時から、後援会事務所(綾瀬市小園13の4)で第一声を上げる。
◆選挙事務所/綾瀬市小園13の4 【携帯電話】090・5006・2047
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【佐竹百里(53歳・無所属・新)】
佐竹氏は、綾瀬市総合計画2030の地域活性化政策を評価しつつ、さらなる政策反映の必要性を訴える。
主要政策には、道の駅の早期開設、給食の自校調理方式の導入、日本一の「ものづくりのまち」の推進を掲げる。
具体的には、防災や子ども向けのスペースを備えた道の駅の開設、地元産食材を使った給食の無償化、町工場の技術を全国に発信することをあげる。市長就任後は市職員との意見交換を重視するとしている。
市議2期目の2007年以降、旧民主党や旧国民民主党、立憲民主党の公認候補として当選し、いずれも野党で活動。市長選に向けて立憲民主党を4月に離党し、6月24日に市議を辞職した。初の「女性市長誕生」を前面に押し出す支持者らと活動。市議有志らの支持を受け無党派層を中心に支持を広げている。
6月30日の告示日は午前11時30分から、綾瀬タウンヒルズSC(綾瀬市深谷中1の1の1)近くの交差点付近で第一声を上げる。
◆選挙事務所/綾瀬市深谷中6の22の2 【携帯電話】080・6779・6872
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