海老名市や座間市で活動する卓球クラブ「リトルキングス」(三田村宗明代表)が、このほど岐阜県で行われた第43回全日本クラブ卓球選手権大会の男子一般の部で優勝した。決勝戦は同クラブによる同門対決も実現し、同大会5度目の頂点を手中にした。
同クラブは、前年優勝で出場権を獲得していた三田村代表率いるチームAと県予選で優勝したチームBが同大会にエントリーした。
チームAは前年優勝のメンバーで、チームBは福岡県内の卓球強豪校OBを中心とする20代5人でそれぞれチームを結成。各地の予選を勝ち抜いた都道府県代表55チームと優勝を争った。
大会は1ダブルスと4シングルスの計5戦により勝敗を競う方式で、1回戦から熱戦が繰り広げられた。同クラブは互いの戦況が気になる中で、2チームともに初戦から順調にトーナメントを駆け上がり、決勝戦で同門対決が実現。チームBがダブルスとシングルスを競り勝ってマッチカウント2対0で迎えた3戦目に、蛭田龍さん(25)が三田村代表を下して優勝を勝ち取った。
蛭田さんは「高校時代に叶わなかった全国制覇を当時のチームメイトと成し遂げられたことが嬉しい」と喜んだ。
同大会の最優秀選手にはチームBの2番手として準々決勝、準決勝、決勝で接戦を競り勝った永田佳大さん(25)が選ばれた。
三田村代表は「日本一を決める決勝で同じクラブから出場した2チームが戦うことができてとても嬉しい。また来年も同じ舞台で戦いたい」と感想を話した。
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