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次期衆院選 現職に新人が挑む構図へ 神奈川13区・16区

政治

公開:2024年9月20日

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 自民党総裁選挙(9月27日投開票)と立憲民主党代表選挙(9月23日投開票)で論点となっている衆議院の解散総選挙。新たな区割りとなる神奈川13区(大和・綾瀬・横浜市瀬谷区)と同16区(厚木・海老名・伊勢原)では、現職に新人が挑む構図となりそうだ。(9月18日起稿・20区は次週)

新13区

 前回(2021年10月31日投開票)の総選挙では立憲民主党の新人だった太栄志氏(47)が自由民主党の甘利明氏を抑えて初当選した。甘利氏は比例区で復活当選した。

 22年12月に区割り改定法が施行され、13区は大和市・海老名市・座間市の一部・綾瀬市から大和市・綾瀬市・横浜市瀬谷区に変更された。これにより甘利氏は新20区(座間市・相模原市南区)に国替えし、自民党の新たな選挙区支部長に、元官僚の新人・丸田康一郎氏(39)が選任された。

 このほか日本維新の会で新人の京利英氏(44)、参政党で新人の石井匡氏(57)が出馬を予定している。

 本紙の取材に対し、太氏は「国会審議に臨んだ経験を生かし、改革案を愚直に訴える」、丸田氏は「『この国を良い方向に進めていく』という志を遂げたい」、京氏は「暮らしを守る減税を訴えたい。市民の声を政治に届けたい」、石井氏は「参政党が日本を受け継ぐ唯一の選択肢であることを訴える」とそれぞれコメントした。

新16区

 現時点では、立憲民主党の後藤祐一氏(55・5期)と自由民主党の義家弘介氏(53・4期)、日本維新の会神奈川16区支部長で新人の伊左次美江氏(63)が出馬を予定している。

 前回総選挙では後藤氏が小選挙区で勝利し、義家氏が比例区で復活当選した。両氏は、12年の総選挙から交互に小選挙区と比例区の当選を繰り返している。

 区割り改定法の施行で16区は、厚木市・伊勢原市・相模原市緑区・南区の一部・座間市の一部・愛甲郡から、厚木市・海老名市・伊勢原市の3市に変更された。

 本紙の取材に対し、後藤氏は「裏金議員を一掃し、健全な政治を取り戻します」、義家氏は「誰ひとり取り残さない社会を実現するため全力で戦います」、伊左次氏は「16区の皆さんに日本維新の会を周知し、選択肢を示したい」とコメントを寄せた。

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