座間市が10月から、コミュニティバスの現在地を示す「バス予報」を導入した。昨年導入した市の運行情報ページを改める形で機能も増えた。スマートフォンでバス停への接近や遅れなどが表示される仕組み。
コミュニティバス「ザマフレンド号」の路線には一部に踏切があるため遅延が生じることがあり、満員で乗れない場合もある。こうした利用者の声を受け、10月1日から導入したのがアーティサン(株)が運営している「バス予報」。群馬県桐生市や埼玉県朝霞市などで運用実績があり、県内では初という。
バスにタブレット端末を搭載し、位置情報を伝える仕組みだ。スマホで地図を開くとバスのマークが刻々と動き、バス停へ接近状況が見て取れるほか、混雑状況や利用バスの履歴もわかる。280万円をかけ導入した。
運行情報のネット配信は神奈中バスも「バスロケーション」を、相鉄バスも「バスナビ」を運用している。
ザマフレンド号は2004年に試験運行が、12年前に本格運行が始まった。今年はちょうど20周年の節目にあたり、記念ステッカーを貼って走行中。車体は28人乗りの小型バスと、10人乗りのハイエースがあり、土日を含む毎日、神奈中タクシー(株)に委託して運行している。利用者は12年前の本格運行時は年間7万9千人だったが、昨年度は16万5千人と倍以上に増加。現在は座間市役所と、さがみ野駅や相武台病院などを結ぶ5路線を運行している。
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