綾瀬市立図書館と、厚木基地内の米海軍厚木航空施設図書館が、互いの蔵書を交換して展示し始めた。日米双方の交流をつくることを目的にした企画で、その第一弾となる。
現在、市立図書館の「和」をテーマにした昔話や折り紙などの蔵書30冊が基地内の図書館で展示されている。親しみを込めて「姉妹図書館からの日本語図書」といった紹介も。一方で市立図書館には基地内から動物関連の本や米国で人気の絵本など36冊が届き、展示されている。
これまで地域が隣接しているのに交流がなかったため、市立図書館側から基地側に打診して企画が実現。その後、双方の職員が互いの館内を視察した。基地内図書館の蔵書は2万8千冊ほどあり、軍人や家族、自衛隊員や日本人職員も利用する。市立図書館と同様に子ども向けの読み聞かせイベントなどもある。初の交流について「私たちは日本のよき友人でありたい。理解と機会の架け橋を広げるために綾瀬市立図書館と協力しています。図書館は新しいもの、人々、場所について学び、世界の良き市民になるために重要な場所」とコメントしている。
展示図書は貸出していないが「立ち止まって見入る来館者もいる」(市側)。10月2日から12月9日までが第一弾で、年度内にあと2回実施する予定。市側の職員は「様々な形の交流に広がれば」と期待を語った。
|
|
|
<PR>
海老名・座間・綾瀬版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|
|
|
|
<PR>