「Ebinaよさこい祭」の実行委員長を務める 鈴木 勇さん 海老名市大谷南在住 69歳
踊りでつなぐ「笑顔の輪」
○…全国に広がる高知県発祥の「よさこい踊り」を海老名市にも根付かせようと、「Ebinaよさこい祭」を開催している。昨年3月の初開催から地元企業の協賛もあって少しずつ規模を拡大。県外で活動するよさこいチームから出場を熱望する声も届くようになった。「海老名のシンボルでもある七重の塔の前で踊るシチュエーションが良かった」。躍動感ある踊りを見ようと、当日は多くの通行人が足を止めた。
○…よさこいとの出会いは、勤務先が立ち上げたチームの加入がきっかけ。メンバー全員で一糸乱れぬ踊りを完成させる過程に魅了された。20年前に自身が立ち上げたチーム「美na☆舞ty!」で代表を務める傍ら、横浜市や平塚市などのよさこい祭りに出場したことも。「リズムについていけなくなった」と踊り子の役目は譲ったが、後方で5mサイズの大旗を振ってチームの演舞を盛り上げている。
○…「海老名欅ロータリークラブ」のメンバーで、「故郷のために」という想いで県指定の天然記念物「海老名の大欅」の清掃など、奉仕活動に取り組んでいる。同クラブが小学生を対象に開催するミニバスケ大会では、裏方として運営を支えながら「夢中になっている子どもたちから活力をもらえる」と試合を見守る。趣味のソフトボールは体力づくりの一つで、今もなお試合で白球を追っている。
○…チアダンス経験を持つ妻と娘もよさこい好きで、同じチームで活動している。「踊りを通じて世代交流できるのもよさこいの良いところ」と笑う。10チーム前後が出場するよさこい祭りを、いずれは観客を含めて数万人規模の催しへと発展させるのが目標。「人の笑顔が好きだから」と言葉を弾ませた。
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