神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS

海老名市 ガソリンスタンドを買収 災害時の燃料備蓄がねらい

政治

公開:2012年12月7日

  • LINE
  • hatena
休止中のガソリンスタンド
休止中のガソリンスタンド

 海老名市は東日本大震災の際、燃料調達に苦慮したことを教訓に11月末までに「燃料備蓄計画」を策定し、ガソリンや軽油、灯油を独自に備蓄する方針を明らかにした。市内今里の休止中のガソリンスタンドを買収する計画で、来年2月末までの稼働を目指す。

 市は県石油商業組合高座支部海老名部会との間で災害時に、燃料供給を受ける協定を結んでいる。しかし首都圏が被災地となった場合、十分な供給がなされないことを懸念し、震災直後から独自の備蓄策を検討していた。

 今回、市が買収計画を発表した今里のガソリンスタンドは今年9月から営業を休止している施設。消防の出張所と位置づけ整備される計画で、事業費は買収・整備費などを含め約1億8千万円。市消防本部によると同規模の施設をゼロから整備すれば、3億円前後の費用を要するという。

基幹病院の側面支援も

 備蓄量に関しては、市役所や消防関連施設、避難所運営、公用車での利用に加え、市内の4つの基幹病院における非常電源発電機に使う燃料支援も想定し試算した。

 その結果、基幹病院への支援3日分を含め、災害時に最低限必要な燃料を算出。タンクにはガソリン2万リットル、軽油4万リットル、灯油2万リットルを備蓄する予定。

 また長期にわたり備蓄することで燃料の品質が劣化する恐れがあるため、災害時以外には、消防車両を含む公用車145台分の給油をこの施設で行う。

 同市危機管理課によると、消防車両など緊急車両用の給油施設を持つ市は県内にもあるが、ガソリンスタンドを買収し、独自に燃料を備蓄する例は全国的に見ても珍しいという。
 

海老名・座間・綾瀬版のトップニュース最新6

綾瀬市民の新たな足に

綾瀬市民の新たな足に

シェアサイクル実証実験

11月22日

海老名のイチゴで醸造

海老名のイチゴで醸造

廃棄果実に着目

11月22日

綾瀬をミュージカルに

綾瀬をミュージカルに

歌と踊りで名所を表現

11月15日

県ベスト介護セレクトに

海老名市「シェ・モア」

県ベスト介護セレクトに

「サービスの質」向上で

11月15日

綾瀬拠点に全日本4連覇

綾瀬拠点に全日本4連覇

工業団地のチーム「7C」

11月8日

自転車「ながら運転」厳罰化

自転車「ながら運転」厳罰化

改正道交法が施行

11月8日

緑のある暮らしをサポート

剪定・刈込・伐採など植木のお手入れ承ります!

https://ueki-ya.com/

至高の休日スタイル 

神奈川・東京の注文住宅専門会社「RayCraft (加藤工務店)」

https://kato-koumuten.com/

<PR>

あっとほーむデスク

  • 11月22日0:00更新

  • 11月15日0:00更新

  • 11月8日0:00更新

海老名・座間・綾瀬版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年11月23日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook