海老名市民の判断は今回も「続投」―。任期満了に伴う市長選挙が11月15日に投開票され、海老名駅周辺エリアにおける東西一体化の街づくり等の実績を強調しながら「継続、発展」を訴えた現職の内野優氏(60歳・無所属)が、新人で前教育長の瀬戸清規氏(63歳・無所属)の挑戦を退け当選。県内の現役市長としては、茅ヶ崎市長と並んで最長となる、4期目の”市政の舵取り”を託された。
投票率は50・46%で、前回(53・24%)を下回った。
西口開発など強調
4選を目指す内野氏と、前教育長の瀬戸氏の一騎打ちとなった今回の海老名市長選挙。教育施策などに重点を置き、市長への多選批判も展開しながら支持拡大を図ってきた瀬戸氏に対し、内野氏は3期12年の現職としての実績を前面にアピール。時には「剛腕」などとも称されながらも、開発が遅れていた海老名駅西口エリアを短期間の内に活気付かせた功績などを強調し「魅力溢れる街への発展を止めてはいけない」などと、さらなる成長路線を明言。また急速に進めてきた街づくりに伴う諸問題にも対応し、誰もが”住みたい、住み続けたい えびな”を構築すべく「新たな9つの政策と60の施策」を掲げ、「継続、発展」をキーワードに、市民に対して支持を呼び掛けてきた。
「さらなる発展に尽力」
投開票が行われた11月15日。2度の開票速報の後、午後11時過ぎに内野陣営に「当確」の報が届くと、上郷に構えた事務所に詰めかけた支持者などからは歓喜の声が。ほどなくして内野氏本人が姿を見せ、万雷の拍手の中、マイクを持つと「勝ちました!」と報告。万歳三唱の後「市民の皆さんの判断に感謝したい。海老名の発展にさらに尽くしていきたい」などと語り、関係者らと喜びを分かち合っていた。
一方、国分南の瀬戸事務所では「内野氏4選確実」の報を受け瀬戸氏が挨拶。「非常に大きな支援を頂き勝ち抜けそうな雰囲気もあったが、やはり現職は強かった」と話し、支持者に頭を下げていた=写真上=。
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