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洪水浸水想定図 相模川の氾濫域が拡大 最大雨量見直し、県が予測

社会

公開:2017年4月21日

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 神奈川県がこのほど、相模川中流域の最大規模降雨量をこれまでより引き上げた洪水浸水想定図を公表した。海老名市役所を含む市西部域の大半が浸水すると想定されており、小田急線海老名駅では水深が1・5mに達するとしている。

 洪水浸水想定図は、洪水時の避難経路の確保や浸水防止を行うことにより、水災による被害の軽減を図るためのもの。河川が氾濫した際に浸水が想定される区域と水深が示されている。

 今回の更新では48時間の降雨量予測が2006年に定められた460㎜から567㎜に引き上げられた。県河川課によると、これは関東圏で実際に降った最大雨量の数字になっているという。同様の雨が降り、相模川が氾濫した場合の浸水区域は、流域にある11市町・約59平方キロメートルに及ぶと予測されている。

 このうち、海老名市内の西部域の大半が0・5m〜3mの浸水を受け、門沢橋や大谷の田畑あたりでは3〜5mに及ぶ可能性があるとしている。前回の公表では浸水0mとされていた小田急線海老名駅は1・5mに変更。また、該当区域の浸水継続時間については、1〜3日間と予想された。

海老名市の対応は

 市では現在、防災アプリや防災講話などを通して、市民に対して災害対策の周知を行っている。今回の公表を受け、市危機管理課は「今後、地域防災計画の見直しをかけ、ハザードマップの更新などについても随時実施していきたい」と話している。
 

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