神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS

絶滅危惧種 「河骨(コウホネ)」市内で開花確認 海老名が県内唯一の自生地

社会

公開:2017年6月16日

  • X
  • LINE
  • hatena
黄色の花をいくつも咲かせる、産川せせらぎ公園の「河骨」
黄色の花をいくつも咲かせる、産川せせらぎ公園の「河骨」

 神奈川県内では海老名市にのみ自生が確認されている絶滅危惧種で、スイレン科の植物である「河骨」。2008年に移植された北部公園近くの産川(さんかわ)せせらぎ公園や貫抜川放水路では現在、直径5cmほどの小さな黄色の花が開花時期を迎えている。

 「河骨」はごく近い将来野生での絶滅の危険性が極めて高いものとして、「神奈川県レッドデータブック」の中で絶滅危惧IA類に分類されている植物。水中に生える多年草で、きれいな水質・安定した水温・流れの穏やかな場所で生息するのが特徴だ。水底の泥に這う白い根茎が骨のように見えることから「河」の「骨」と呼ばれ、根茎に利尿薬のような効果があるとして中新田地区では漢方薬として重宝された時代もあったという。

 この希少な植物の絶滅を防ごうと、市内で保護活動を行っているのが「河骨保護の会」(高山清会長)だ。

 同会は2002年に中新田小学校関係や地元自治会らにより創設されたもの。9年前に河骨の自生地だった水路の護岸工事が実施された際には、自生地の環境に近い貫抜川・中新田小学校・今福薬医門・産川せせらぎ公園に約170株を移植するなどして河骨を守ってきた。

 現在は約10人のメンバーが所属。移植に成功した河骨の状況を見て回ったり、生息場所付近に保護・育成をPRする看板を立てるほか、最適な移植場所を探すなどの活動をしている。

 高山会長は「花は秋頃まで楽しめる。この機会に河骨のことをもっと多くの方に知ってもらい、興味を持たれた方がいらっしゃれば一緒に保護活動をしませんか」と呼び掛けている。

貫抜川放水路でも1週間前から咲き始めた
貫抜川放水路でも1週間前から咲き始めた

相鉄線「さがみ野駅」徒歩10分

墓石撤去不要墓を新設。樹木葬墓、動物墓も。

http://www.ji-n.net/search/jiin_detail.cgi?id=366

看護アシスタントお仕事説明会

社会医療法人ジャパンメディカルアライアンス

https://www.jinai.jp/

株式会社小菅不動産 不動産のことなら全て対応

無料で相続対策セミナー 1月25日から先着20人

https://www.kosuge.co.jp/

知って得する!健康講座

海老名総合病院 申し込み受け付け中

https://ebina.jinai.jp/

<PR>

海老名・座間・綾瀬版のトップニュース最新6

国税庁長官賞を受賞

相模中3年高橋さん

国税庁長官賞を受賞

税の作文コンクールで

11月30日

「市境ロス」解消に期待

消防通信指令業務

「市境ロス」解消に期待

4市一元化まで2年

11月30日

「医療事故」未然に防げ

海老名総合病院

「医療事故」未然に防げ

独自に啓発活動

11月29日

所管事務を変更へ

綾瀬市市長部局

所管事務を変更へ

「道の駅」組織名称消える

11月29日

綾瀬市民の新たな足に

綾瀬市民の新たな足に

シェアサイクル実証実験

11月22日

海老名のイチゴで醸造

海老名のイチゴで醸造

廃棄果実に着目

11月22日

あっとほーむデスク

  • 11月29日0:00更新

  • 11月22日0:00更新

  • 11月15日0:00更新

海老名・座間・綾瀬版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年12月2日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook