ビナウォークやイオン、ららぽーとなど大型店の参入がある中、地元企業の力を見せられる舞台のひとつが「得する街のゼミナール(まちゼミ)」だ。
2002年に愛知県岡崎市で始まった同企画は、商店街や地域の活性化、受講する顧客にも還元される事業として全国に広がっている。「勧誘や販売はなし」というルールのもと、コミュニケーションを重視した少人数制の無料講座を行うもので、これまでに300地域、1万3千店舗が取り組んでいるという。
海老名でも今年2月に初開催。市内の21店舗が講師役となり、プロの知識や技術を伝えた。一般参加者の延べ人数は395人。各講座で受講者が定員一杯になるなど、反響がみられた。
主催の商工会議所が実施したアンケートでは、事業者側からは「地域の方のお店に対するイメージがよく分かり参考になった」「コミュニケーションを図ることができ、再来店につながる会話が出来た」「次にやりたいことが見えた」「別業種との連携が取れるようになった」など、宣伝効果だけでなく新たな可能性も見出す機会につながった。
一方、地域の参加者からは「事業者の方の様子がよく分かるので今後のお店選びに生かせる」「ミニ講座でありながら満足の内容だった」「市民同士の交流ができる場になった」「知らなかった世界を知ることができた」などの声が寄せられ、「まちゼミ」の狙いとなる自宅の近くにありながら”知らなかった”地元店を”知る”機会につながったという結果で、受講者満足度は97%に達した。
海老名商議所では「まちゼミの認知度を高めるとともに、参加店へのサポートを充実させたい」と、来年2月に向けて動き出す。
事業者向け説明会
海老名市商工会館で9月26日(火)にまちゼミの説明会が行われる。参加条件は商工会議所会員であること。時間は午後2時〜4時と7時〜9時の2部制。当日はまちゼミ生みの親である松井洋一郎氏が講師となり、講座・内容の組み方、リピーターの作り方などを講話する。
9月22日(金)締切。申込み・問合せは海老名商議所【電話】046・231・5865へ。
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