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国分寺台中央商店街 「アーチ」生まれ変わる 鉄柱活かしてモニュメントに

社会

公開:2018年2月16日

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アーチの鉄柱が新たなシンボルとして生まれ変わる(イメージ図)
アーチの鉄柱が新たなシンボルとして生まれ変わる(イメージ図)

 大谷小学校東側付近に位置する「国分寺台中央商店街」の出入口に設置されたアーチが現在改修されている。この改修工事はアーチの老朽化に伴うもので、安全面からアーチ自体は撤去されるものの、アーチを支えてきた鉄柱を活かしモニュメントが設けられ、商店街の新たな”シンボル”として生まれ変わる。お披露目は2月25日の朝市を予定している。

 昭和40年代前半に相鉄不動産により開発されて以来、大谷団地の住民たちを中心に買い物場所として賑わいをみせてきた「国分寺台中央商店街」。その商店街を象徴するものとして1988年に設置されたのが、出入口のアーチだ。

 昨年の春頃にこのアーチの一部が落下したことがきっかけとなり、商店街を取りまとめる国分寺台中央商店会(関野和彦会長)のメンバー26人によりアーチの存続について話し合いが行われた。この落下の際にけが人は出なかったものの、「商店街の利用客に安全な環境で買い物を楽しんでもらいたい」との思いからメンバーたちは老朽化したアーチの改修工事を決意。道路に架かるアーチは危険と撤去を決めたが、商店街を象徴するものを何か残せたらとアーチの鉄柱4本を活かし新たなシンボルを設置することにした。

 今回の改修工事では、鉄柱を薄い緑色に塗り直し、商店会の名を刻印。柱上部にはえび〜にゃなどの立体物を配置し、絵を飾るスペースを設ける。絵は大谷小児童や商店街内の学童保育・Anchor(アンカー)に通う児童らが手掛けた全16枚が入れ替えで展示される。

街路灯も新たに

 同商店会では夜間も安心して買い物を楽しんでもらえるようにと、耐用年数が経過した街路灯30本の撤去を実施し、長寿命で節電効果の高いLED照明に改修した。LED化したことでこれまでより明るく照らせるようになり、街路灯数を21本に減らすことに成功したほか、電気代も年間約5分の1に削減できる見込みとなっている。

 関野会長は「街路灯を設置してから27年経っていたので今回新しくしました。LEDになったことで明るさが今までとは全然違うし、夜間の防犯対策にもなるのでは」と話した。

これまで設置されていた商店街のアーチ
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