市重要無形文化財に指定され、”かながわの民俗芸能50選”にも選ばれている市内唯一の地芝居「大谷歌舞伎」。これを伝承しようと活動する大谷芸能保存会(鈴木守会長)が、10月7日(日)に大谷八幡宮(大谷南2の5の15)で奉納公演を行う。
午後3時30分開演で、はやし連・舞踊部会の披露後、午後5時30分から1時間ほど歌舞伎が披露される。場合によっては開演時間が早まる可能性あり。観覧無料。希望者は直接会場へ。
江戸時代から伝わる芸能
「大谷歌舞伎」は江戸時代後期に始まった農村素人歌舞伎で、地域の伝統芸能。昭和初期に一時中断したが、終戦後に戦地から復員してきた大谷地区の青年たちが中心となり復活させた。
この地芝居を守ろうと公演などを定期的に実施しているのが、1969年に同好の人が集い発足した「大谷芸能保存会」だ。同会には歌舞伎以外にも囃子と舞踊の部会があり、日々稽古を行って伝統を紡いでいる。
演目は「曽我狂言」の一幕
今回の演目は「寿 曽我富士の曙 対面の場」。新春を迎えた工藤祐経の館での祝いの席に曽我十郎と五郎の兄弟が現れて、18年間探し続けようやくめぐりあった親の仇である祐経に仇討ちを約束するというストーリーだ。演者は9人で、市内小学生も虎御前役として登場する。
この他、はやし連部会が午後3時40分〜・4時25分〜・5時15分〜の3回、舞踊部会が3時55分〜・4時45分〜の2回と「秋田大黒舞」を3時30分から披露する。
鈴木会長は「日頃の練習の成果をぜひ見ていただきたい。ご来場をお待ちしております」と話す。
問合せは同会事務局【電話】046・234・9799(月〜金曜)へ。
|
|
|
|
|
<PR>
海老名・座間・綾瀬版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|