今春のスギ花粉飛散量を予測するためのデータが、県自然環境保全センターによりこのほどまとめられた。花粉量は過去5年間の調査で最高値を記録した昨年に次ぎ、例年より「やや多め」の予想となっている。
調査は昨年11月13日から16日まで、県北部・県央部・県北西部・県西部の4地域に分布するスギ林30カ所で行われた。
花粉を飛散させる雄花の着花状況を点数化し判定したところ、県内の平均着花点数は52・8点だった。これは前年の67・2点は下回ったものの、過去21年間の平均44・2点を上回る数値となった。地域別では県央部の平均値は51・4点で、県内平均をやや下回った。
この結果から花粉量の多かった昨年よりは減少するものの、例年よりやや多い飛散が予想される。
猛暑が要因
雄花の花芽形成には、花粉が飛散する前年の夏(7〜8月)の気象条件との相関性が高いとされており、高温少雨で日照時間が長くなると雄花量が増える傾向がある。
今夏も猛暑で雄花の着花量が多くなる気象条件だったが、結実が多かったことからそれほど多くならなかったとみられる。
スギ・ヒノキの花粉飛散量は自然環境保全センターのHP上(http://www.agri-kanagawa.jp/sinrinken/index.asp)で公開される。
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