任期満了に伴う綾瀬市長選挙が7月5日に告示され、無所属で現職の古塩政由氏(69)以外に立候補の届け出がなく古塩氏が無投票で再選を決めた。市長選の無投票は1978年の市制施行以来初。7月14日の当選証書付与式を経て同25日が2期目の初登庁となる。
立候補を届け出た5日、古塩氏の陣営は午前11時に同市吉岡東の選挙事務所前で出陣式を開いた。ここに甘利明代議士や綱嶋洋一県議のほか支援市議16人、内野優海老名市長らが激励に駆け付け、対抗馬がいないまま選挙戦が始まった。
選挙カーで約3時間市内を遊説した古塩氏は、新型コロナ対策にスピード感をもって対応していることやコロナ後を見据えることの重要性などを訴え、立候補の届け出が締め切られる午後5時を選挙事務所で迎えた。
無投票を決め報道陣に囲まれた古塩氏は「コロナと無投票が重なり2期目の政策を主張する場がなかった。市政運営を進めながら市民に政策を伝えていきたい。コロナ後の行政の在り方も当面の課題になる」と語った。
古塩氏は今年2月、支持者ら約300人を集めて新春のつどいを開き市議会3月定例会の会期中に2期目の出馬を表明したが、ほどなく新型コロナウイルス対策に追われた。最大の支持母体である後援会の幹部は「3密対策などで行政以上の感染症対策が求められた。従来のような後援会活動が展開できず不安もあった」と述べ、無投票の結果に安どしていた。
5月26日の立候補予定者事前説明会に出席した会社役員の男性は立候補することなく、7月5日午後5時に届け出の受付が締め切られ、綾瀬市長選では初となる無投票が決まった。
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