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座間市長選 遠藤氏が出馬表明 「困難な時代に立ち向かう」

政治

公開:2020年8月7日

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遠藤三紀夫氏
遠藤三紀夫氏

 任期満了に伴い9月13日告示、同20日投開票で実施される座間市長選挙で、現職の遠藤三紀夫氏(62)が7月31日、本紙の取材に応じ、同選に無所属で出馬する考えを明らかにした。遠藤氏は「コロナ禍で困難な時期に立ち向かうべく、引き続き市政のリーダー役を務める使命感がある」と述べた。座間市長選への立候補を表明したのは佐藤弥斗氏に次ぎ2人目。

 遠藤氏は出馬する理由について、「新型コロナウイルス感染症の拡がりで、私達座間市においても今後の展開は見通しも立たず、経済への影響も日に日に深刻度を増している。市民の安心安全のために困難に立ち向かい、間断なく取り組みを進め、未来に引き継いでいかなければならないという使命感がある」と述べた。

 4期目に向けた重点施策として「次期総合計画の策定」を挙げ、「2011年4月からスタートした『第四次座間市総合計画』は来年3月末日をもって計画期間を終える。新型コロナウイルス感染症拡大や自然災害の激甚化など、これまで想定し得なかった事象への対応も盛り込んだ計画を策定したい」と述べた。

 遠藤氏は3期12年を振り返り「よりどころとしてきたのは『第四次座間市総合計画』。市長就任後、市議会議員の皆様はもちろん、多様な手法を用いて様々な角度から市民皆様の意見を集約し、1年半かけてまとめた。私にとってはこの計画こそ『公約』であり、計画に沿って施策推進に努めてきた」と話した。

 キャンプ座間の一部返還の実現、座間総合病院の開業など返還地の利活用、子育て世代包括支援センターの開設、シェイクアウトをはじめとする防災減災への取り組みなどを実績として挙げた。

 遠藤氏は1957年、横浜市生まれ。早稲田大学教育学部卒。座間市商工会会長、市観光協会会長を歴任し、2008年に新人3人の選挙選を制し市長選に初当選した。12年、16年は無投票で再選し3期務めている。

 座間市長選には、元市議会議員の佐藤弥斗氏(50)が出馬を表明しており、12年ぶりの選挙戦となる見通し。

 6月1日時点の座間市選挙人名簿登録者数は11万460人(男5万5399人、女5万5061人)。2008年の市長選では5万1037人が投票し、投票率は50・29%だった。

第3回定例会

 任期最後となる市議会第3回定例会は、9月に市長選、市議選が実施されるため前倒しされ8月6日に開会している。7日から20日まで各委員会が開かれ、24日と25日の2日間、一般質問を行う。最終日の28日に本会議で採決が行われる。

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