来夏の東名高速道路綾瀬スマートインターチェンジ開通に伴い綾瀬市が進める道の駅整備で、今年度に予定していた指定管理候補者の募集開始が来年度に延期される見通しとなった。2022年度中としてきた開業時期にも影響が出そうだ。
道の駅は市役所に隣接する約1ヘクタールの農地を買収し、約20億円かけて整備する。駐車場やトイレ、情報発信施設のほか農畜産物直売所、地域の特産品を生かした飲食・物販の店舗などを設け、指定管理者に運営を委託する。
今年度は用地買収と実施設計などに約7億円の予算を確保。基本設計を終え、実施設計に向けた調整が進められている。
市は実施設計の発注と並行して、来年1月に指定管理者の募集を開始し4月に候補者を選定する予定だったが、新型コロナの影響などで募集準備に遅れが生じている。実施設計の段階から民間事業者のノウハウを反映させたい考えで、実施設計の発注時期にも影響が出そうだ。指定管理者の選定は、候補者を選定した後、議会の議決を経て正式決定する。
また、用地買収では、15人いる地権者との事前調整に時間を要しているため、市は今後、開業スケジュールの見直しも迫られることになりそうだ。
市の道の駅整備推進室は「建設に向けた実施設計には指定管理者の声も必要で、用地取得では地権者の意向を丁寧に聴く必要がある」としている。
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