海老名市は18日、管理職を含む正規女性職員を対象にアンケート調査を実施し、その結果を公表した。昇進に関する問いでは、「昇進したい」と答えた人の割合は回答者全体の6%で、「昇進したくない」とした人は10%だった。19ページにわたる調査結果は、市のホームページで公表されている。
この調査は、市長の特命ポストとして今年度から新設された女性活躍担当(参事)が、各種支援の前提となる職員の意識を把握をするために実施した。今年度は若手、中堅の世代ごとに、傾聴を念頭に置いた取り組みに着手している。
6月に行った調査では任期付き職員を除く市役所の女性正規職員305人を対象に全部で16項目の設問を示し、管理職を含む214人から回答を得た。回答率は70・2%だった。
主な結果
昇進の意向では、「どちらかといえば」を含めると「昇進したい」が27%、「昇進したくない」は28%で、5割弱が「どちらともいえない、分からない」と答えた。女性職員の管理職登用には「進んでいる(どちらかといえばを含む)」と答えたのは全体の41%で、「どちらともいえない、分からない」は44%、「進んでいない(どちらかといえばを含む)」は15%だった。
今後も海老名市役所に勤務したいか、との問いには、51%が「定年まで勤めたい」と答えた。21%が「定年より前(5〜1年以内を含む)に辞めたい」とし、辞めたい理由では40%が「仕事と家庭の両立が難しい」ことをあげた。「職場でのモチベーションを高めるために重視していること」には、87%が「職場の雰囲気」、67%が「仕事とプライベートの両立」と答えた。
女性活躍担当の岡田尚子参事は「国や県の調査とほぼ変わらない傾向だということが分かった。今後は男性職員を対象とする調査も実施して男女差も捉え、取り組みによる経年変化も追っていきたい」としている。
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