防災機能を備えた広さ約2・7ヘクタールの天然芝公園が、海老名市本郷に整備される計画がこのほど明らかになった。3年前にオープンした本郷ふれあい公園の隣接地で、オープンは2026年4月の予定という。
新たに整備される公園は、海老名市と座間市、綾瀬市の3市のごみを広域処理する高座清掃施設組合(内野優組合長)が、23年度から3か年で工事を進める。組合が2月22日に海老名市役所で計画を明らかにした。
目久尻川右岸で東海道新幹線の北側に隣接する敷地は約2・7ヘクタール。大人用サッカーコート約3・8面分の広さで、その約4割が天然芝の広場となる。ほかにも噴水広場やビオトープ、木陰でくつろぐデッキテラスも配置され、公園西端の既存樹木を活用した展望デッキからは、東海道新幹線を眼下に眺められるようになるという。
駐車場は67台分を確保。19年にオープンした本郷ふれあい公園(第1工区)と合わせた収容台数は乗用車88台とバス3台となる。
公園として整備する事業用地は高座清掃施設組合が用地交渉を重ね、24件の地権者から合意を得て20年度からの3年間で総額約7億円を投じて取得した。3月30日に開かれる組合議会で審議される23年度の組合当初予算案の可決を待ち、23年度から25年度までの3年間で約14億7千万円の予算を投じて整備される。
防災機能
この公園には計119基の防災トイレをはじめ、防災パーゴラ3基、かまどベンチ7基も整備され大規模災害に対応する。芝生の手入れや防災トイレの水対策として新たに井戸も掘る予定だ。
組合の担当者は「災害時の用途を踏まえ、海老名市と綾瀬市を対象とした広域避難所の指定も進めたい」としている。
旧施設を解体
23年度からの3年間では、1984年から2019年まで稼働した旧ごみ焼却場の解体と、剪定枝の資源化を念頭に置くリサイクルセンターを新設する方針。関連事業の予算は約27億2千万円で、公園整備と同様に組合議会の議決を待ち工事を進める。組合によると、可燃ごみの約13%(21年度)に剪定枝が混入しているという。
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